外壁塗り替え 高圧洗浄について
外壁塗り替えで行う高圧洗浄は、ほこり、コケ、チョーキングの粉などを綺麗にするため、専用の洗浄機に水を入れて噴射して汚れを落とす作業です。「さら~っと洗い流すと言うよりも、バババッと、高圧の水で汚れを剥がし取り、ザーっ大量の水で汚れを流す。」といったイメージのほうが正しいかと思います。
外壁塗装に使う高圧洗浄機は、一般的にエンジンタイプのものを使い、水圧は120~150メガパスカルくらいです。
そこまで外壁が汚れていない場合は80~120メガパスカル、外壁の汚れが激しい場合は、150~200メガパスカルで水を噴射します。
この水圧は、家庭用高圧洗浄機の約2.5~3倍くらいです。
今から30年近く前は、今ほど優れた高圧洗浄機がなく、高圧洗浄作業を手作業で洗っていました。
ですから、今でも昔ながらの施工業者さんの中には、「高圧洗浄は、別にしなくていいよ。」という施工業者さんもいますが、きれいで高品質な外壁塗装工事にするためには、高圧洗浄は必須の作業と言えます。
外壁塗装 高圧洗浄の目的とは?
塗料の付着性が向上します
(塗料の付着を阻害するチョーキング、ホコリ、カビ、藻を取り除きます。)塗装の仕上がり美観が向上します
(塗装中、塗料の中に不純物が含まれなくなります。)養生作業の施工効率が向上します
(サッシや土間といった付帯部分をしっかり洗う事で養生しやすくなります。)職人のモチベーションが向上します
(きれいな環境だと、俄然やる気も湧いてきます。)
外壁塗り替え 高圧洗浄の施工価格について

外壁塗り替えの際に行う一般的な高圧洗浄の単価は、愛知県名古屋市周辺では、90~160円程度が一般的な価格相場と言えます。当店でも、そんな様な値段です。
(ちなみに岐阜県や三重県でも、そんなに施工価格は変わりません。)
高圧洗浄作業は、外壁塗装の費用の中では、施工単価が最も安くなる部分なので、この料金を相場よりも、相場よりも高くする様な業者は少ないかと思います。
水圧が1.3倍になるトルネードノズル(ターボノズル)を使用した高圧洗浄の施工単価は140~180円程度が一般的な価格相場と言えます。
外壁用洗浄剤を使用した高圧洗浄の施工単価は、300~350円程度が一般的な価格相場と言えます。
外壁の高圧洗浄には、どのくらい時間がかるの?
延べ床面積30坪の一般的な住宅をしっかり高圧洗浄した場合、屋根の高圧洗浄で約半日、外壁や付帯部分の高圧洗浄を合わせると、約1日掛かります。
ですから、どんなに早くても高圧洗浄作業が2~3時間で終わってします事は絶対にありません。
塗装の仕上がりを左右する重要な工程ですので、しっかりと時間をかけて綺麗にする必要があります。
なお、高圧洗浄作業は、雨の日でも問題なく施工できます。
小林塗装の高圧洗浄について

名古屋の塗装店小林塗装では、通常外壁や屋根の高圧洗浄作業を行う際には、1台の高圧洗浄機ではなく、2台の高圧洗浄機を使用して、12~20メガパスカルの高水圧で、しっかりと時間をかけて丁寧に洗浄しています。(家庭用の高圧洗浄機の水圧は、常用吐出圧力5~7メガパスカル程度です。)
ですから当店の場合、2倍の水量と塗装下地に合った最適な高水圧で、長年のホコリ、カビ、藻等の汚れや劣化した既存の塗膜を入念に洗い流す事ができます。
しっかりと外壁の高圧洗浄を行う事が、外壁塗装工事に適した下地を作る大前提になるので、高圧洗浄作業に対して小林塗装は並々ならぬこだわりを持っています。
(しっかり洗う事で、塗装面の不純物を取り除き、異物の混入防止や下塗り塗料の密着性が良くなります。)
また、高圧洗浄作業の際には、外壁や屋根だけではなく、サッシ枠、サッシレール、破風、雨樋の内側、庇の天板、ベランダ手擦り、巾木、シャッターボックス、雨戸、戸袋、網戸……普段、一般家庭の大掃除では、簡単に掃除できない細かな部分まで、塗装工事のプロがしっかりと塗装する前に洗浄します。
外壁に付帯する部分もしっかりと洗浄する事によって、養生作業や塗装工事の精度や施工効率を高める事ができる為です。
また、電気や換気口は、漏電したり、室内に浸水したりする恐れがある為、ビニル養生をしっかり行います。
なお、土間や基礎巾木部分も、塗り替え工事完成後の見栄えに大きく影響するので、サービス洗浄しています。
もちろん、高圧洗浄後には、洗浄面をよく乾かす事も大切です。(塗装に不具合が生じる原因になります。)
塗装に適したキレイな素地に整える事が「塗装の極意」と言っても過言ではありません。
外壁高圧洗浄 施工手順
1 高圧洗浄する周りの確認をします
(足場材、荷物、サッシ周り、破損個所、周辺の駐車、バイク、自転車など)
2 高圧洗浄の際、障害や破損する恐れのある荷物を移動させます
(ゴミ箱、タイヤ、プランター、スリッパ、物干しざお、洗濯ハンガー、エアコン室外機‥)
3 ホコリやごみが堆積している部分の荒そうじをします
(庇や床にほこりやゴミがたくさんあると、高圧洗浄に時間がかかるためです。)
4 漏水しそうな部分の養生を行います
(漏水しそうな部分は、換気フード、電気メーターボックス、大きな隙間、クラックなどが挙げられます。)
5 軒先・破風・横樋から12~15メガパスカルの水圧で洗います
高圧洗浄機のガンは、洗浄面から30センチ程度の距離を保って洗浄します。
(破風板の脆弱な塗膜、経年劣化した接合シーリング部分に注意しながら、ゆっくり洗浄します。)
6 軒を10~15メガパスカルの水圧で洗います
高圧洗浄機のガンは、洗浄面から45センチ程度の距離を保って洗浄します。軒換気がある場合は、養生を行う必要があります。軒のケイカル板は、新築時下塗りのシーラーが塗られていない事が多くあるので注意して洗う必要があります。(軒塗装が剥がれた場合には、しっかり周囲まで剥がす必要があります。)
7 外壁を洗浄する際には、まず壁面を軽く湿らせます
次に外壁の汚れを15~20メガパスカルの水圧で洗います。外壁塗装がチョーキングしている場合は、白く濁った水が出なくなるまでしっかり洗います。壁面にコケや藻がある場合は、ゆっくり洗い流します。(経年劣化したシーリング部分は注意しながら、ゆっくり洗浄します。)それからサッシ面の高圧洗浄を行います。特にサッシ側面とサッシのレール、水切り板の周りをしっかり洗います。(なお、サッシの高圧洗浄を行う場合には、網戸の破損に注意する必要があります。網戸は水圧を落として洗います。)
小林塗装では、一連の作業を2~3度繰り返します。しっかり洗った後には、壁面に砂、チョーキング、洗い残しが残っていないか確認します。
8 壁面の高圧洗浄が終わった後に、床面の高圧洗浄を行います
床面も壁面と同様にホコリやカビを10~15メガパスカルの水圧でしっかり2~3度しっかり洗います。
9 下地補修や養生作業に適した状態にします
すべての高圧洗浄作業が終わった後には、サッシ、塩ビ樋、破風板、庇、笠木、水切り板‥といった部分をきれいな雑巾で拭き掃除を行い、下地補修や養生作業に適した状態にします。
外壁塗装の高圧洗浄作業 まとめ
名古屋の塗装店小林塗装では、外壁塗装のキホンである高圧洗浄に大変こだわっています。
外壁塗り替え工事につきましては、小林塗装の経験豊富な塗装職人が、高品質な施工でお客様の満足をお約束します!
高圧洗浄、外壁塗装に関する事なら、なんでもお気軽にお問い合わせ・ご相談下さい!