外壁塗装工事の正しい施工手順　名古屋市　外壁塗装の専門店　小林塗装　

外壁塗装の施工手順として、まず初めに屋根材の表面に付着・堆積している汚れ（ホコリ・カビ・藻等）や外壁塗装の経年劣化で生じたチョーキングの白い粉をきれいに洗い流す必要があります。
高圧洗浄機の12～15Mpa（1c㎡当たり120～150kgの圧力）と780ⅼ/hの総水量で汚れを丁寧に時間をかけて洗い流します。外壁のみではなく、サッシ回りなどもしっかり洗います。
外壁の高圧洗浄を行った後は、外壁材をしっかりと乾燥させて、後の外壁補修や外壁の塗り替え作業に差し支えが無いコンディションにします。

既存の外壁塗装部分に通常の高圧洗浄では除去しきれない様な、脆弱な塗膜（膨れ・剥がれ）・錆びがある場合は、皮スキ・ディスクサンダー・溶剤（各種シンナー、剥離剤）を使い、しっかり下地調整作業を行います。
塗装工事で行う下地調整作業とは、脆弱な旧塗膜や錆びを取り除き、塗装に適したきれいな塗装下地にする事を言います。下地調整作業の程度によって、屋根塗り替えの仕上がり感や耐久性に大きな影響を与えます。

ヘアクラック、クラック、経年劣化したシーリング部分‥といった外壁の不具合を微弾性フィラー、サフェーサー、シーリング材などを使ってしっかり外壁補修します。
シーリング工事以外の外壁補修の一例としては、
外壁サイディングの反りや浮きは、ステンレスの皿ビスで締めて補修します。
モルタルの浮き部分は、エポキシ樹脂をグリスガンで削孔注入します。

外壁塗装を行う前には、マスカー・ビニル・ガムテープ・マスキングテープ（耐溶剤性・耐熱性に優れたテープ）等を用いて、外壁塗装しない部分に塗料が飛散・付着・潜りこまない様、見切縁から1.5～2ミリ程、幅を持たせ、しっかりとテープを抑え、手際よく養生作業をします。
また、塗装するのに障害となるものは、養生を行う際に取り外して保管します。
実は、養生作業こそ、建築塗装職人の腕の見せ所でもあります。

各種、外壁の既存塗膜や劣化状態に適した、下塗り材（外壁用サフエーサー、微弾性フィラー・カチオン系シーラー、エポキシ系シーラー等）を適切に選定し1～2回、ウールローラー・パターンローラー・刷毛を使って下塗りします。
外壁塗装の下塗り作業がその後の中塗り・上塗りの仕上がり感を大きく左右させるので、しっかり丁寧に作業します。

外壁の仕上げ塗装に適した耐候性・耐汚染性などに優れたシリコン系塗料・ラジカル制御塗料・フッ素系塗料・外壁遮熱塗料等、各種上塗り塗料を2～3回外壁材の形状や塗料の種類に合わせ、マイクロファイバーローラー、マルチフィラメントローラーやナイロン刷毛を用いて丁寧に2～3回上塗りします。
外壁の仕上げ塗装する際には、先に塗りづらい細かい部分を刷毛で先に塗ってから、広い部分を塗って行きます。

外壁塗装の完了後は、マスカー、マスキングテープ等の養生材を慎重に撤去します。外壁塗装を施工した周囲が汚れている場合は、溶剤・ウェス等を使用してしっかりと掃除をします。
塗料による汚れの場合、塗料が溶剤に溶けるので、塗料を拭き取るキレイなウェスで塗装汚れを掃除します。
また、養生材のクズや建物の周囲に飛散した細かい塗料カスは、最後にしっかり掃き掃除を行い、キレイにします。

一通り外壁塗装の完了後には、外壁の見切り部分、入り隅部分、サッシ回り、軒部分との取り合い、外壁面の凹凸が激しい壁面‥といった塗装のカスレが生じやすい部分をよく確認しながら、ナイロン筆やミニローラーを使って緻密なタッチアップ補修を行います。

外壁塗装の完成です。
外壁塗装に必要な数々の工程を重ねる事で、仕上がりが良い高品質な外壁塗装になります。