名古屋市周辺で遮熱塗料での塗り替え工事を検討しているお客様から実際に頂いた遮熱塗料に関する質問や疑問をまとめました。
お客様の遮熱塗料に関する質問や疑問に塗装工事のプロがわかりやすくお答えします。
このページに記載されている事以外でも、ご不明な点がございましたら、小さな事でもお気軽にご質問、お問い合わせ下さい。
遮熱塗料 よくある質問
- 最近よく聞く、「遮熱塗料」って何ですか?
遮熱塗料とは、塗るだけで屋根・外壁面の太陽熱を反射させ、塗装した表面温度を一般塗料に比べ、15~20℃低下させる効果を持つ塗料の事を言います。
- 遮熱塗料の色によって、遮熱効果に差はありますか?
はい、遮熱効果は変わってきます。
一般的に色が濃くなる程、(明度が低くなる程)塗装の表面温度は高くなります。
この傾向は遮熱塗料も同様の事が言えます。
一般塗料と遮熱塗料の表面温度差は、同一色を塗装した場合、淡色~濃色になる程、大きくなります。
従って、遮熱効果(日射反射率)の差は、濃色の方が大きく、淡色の方が小さいという事です。
別の観点で説明しますと、遮熱塗料も、一般塗料と同様に、淡彩色の方が表面温度が低く、濃彩色の方が表面温度が高くなります。
- 遮熱塗料は、太陽光を反射させるので、冬場は逆に暖房効率を低下させるのでは?
まったく、そのような心配はありません。
屋外の温度が20℃以下の場合、遮熱塗料は太陽熱を反射しない事が検証されています。ですから、「室内気温への影響は無い。」と言えます。
- 遮熱塗料の遮熱効果は、塗装面の汚れによって、低下しますか?
はい、遮熱塗料の塗膜が汚染される事によって、遮熱効果は徐々に低加します。
従って、優れた親水性‥といった耐汚染性を持った塗膜ほど、遮熱効果が長く維持する事ができると言えます。
- 遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜の経年劣化によって、低下するのですか?
はい、遮熱塗料の塗膜が劣化する事によって、遮熱効果は低減します。
従って、優れた耐候性を持った強靭な塗膜ほど、遮熱効果が長く維持する事ができると言えます。
- 遮熱塗料のデメリットは、何かありますか?
1.材料価格が同等のシリコン塗料やフッ素塗料に比べて、20~30%程高いです。
2.塗膜が汚れると、遮熱効果が発揮されません。
3.特殊顔料による色ムラが生じやすいです。
4.塗装する色によって遮熱効果が違ってきます。
- 遮熱塗装は、塗装の厚みによって、遮熱効果に差はでますか?
はい、塗装の厚みによって、遮熱効果は差がでます。
各遮熱塗料メーカーが規定する塗装の厚みが確保されていない場合は、充分な遮熱効果を発揮する事はできません。
ですから、塗装する際には、各塗料メーカー規定の塗膜厚を確保する事が重要です。
- 遮熱塗料は、遮熱効果以外に何か期待できる効果はありますか?
遮熱塗料は、塗膜表面の温度と共に被塗物の温度上昇を抑える事ができます。
塗装面の温度差を緩和させる事によって、それに伴い外壁材や金属材の膨張、収縮が抑えられ、外壁材や金属材の劣化抑制に繋がります。
また、活膜の旧塗膜がある塗り替えの場合、塗膜の表面温度が低い程、塗膜の膨れ等の発生が緩和される傾向があります。(施工トラブルを回避させる事ができます。)
- 遮熱塗料は、塗装の艶を調整する事ができますか?
エスケー化研のクールタイトシリーズ等といった一部塗料メーカーでは、遮熱塗料の艶調整が可能です。
- 遮熱と断熱の違いを教えて下さい。
遮熱とは、太陽光中の近赤外線領域を効率的に反射するさせる事を言います。
その為、輻射熱に効果があり、日差しの強い夏場に活躍します。
遮熱効果のある塗料を塗装すれば、熱を効率的に反射します。
従って、強い日差しから、外壁・屋根が熱せられるのを防ぎ、夏場に涼しい環境を実現させる事ができます
断熱とは、熱の伝導を遅らせる事を言います。
伝導熱(夏場の強い日差し)や対流熱(室内エアコン・ストーブ・ヒーター‥)に効果があります。
ですから、断熱効果は季節を問わず活躍します。